娘が学校に行かなくなった話①の続き
さて、まずは冷静になろうと努めたあたし。
次は、娘にどう対応していこうかと戦略を練ることにした。
真っ先に強く思ったのは
学校に行け行けと声を荒げるようなことはしたくない。
「行かない」と言うてるものを
「行け」と言って
世の中うまく事が運ぶことはないのだ。きっと。
あたしの親としての器や包容力が試されているに違いない!
娘は心の中で何を考えているのだろう。
一日中、娘になってつもりで考える。
もしかしたら深く悩んでいるのかもしれない。
傷つく出来事があったのかもしれない。
予想に反してな~~んも考えてないのかも。
あたしに何ができる?
あたまぐるぐるぐる。
答えは見つからなかった。
答えは出らんし
とりあえず時間が経つのに任せてみようと思ってほったらかした。
前日に確認する。
「明日はどうする?」
行きたくないと言われたら起こしもせずに仕事に出た。
聞き忘れた場合は当日朝声をかけた。
「朝よ~!今日はどうするの?」
たいてい「う~~ん・・・」としか答えないので起こさなかった。
最初1、2日は体調不良でお休みすると担任に連絡したが
体調不良の嘘も忍びなくなって
そのうち行かないと言ってるのでしばらく休ませます、と言った。
担任の先生は熱意のある方で
しょっちゅう電話をくださったが
行かないと言うてます、
通信制に行きたいらしい?
今日も寝てます、と返事した。
娘は誰もいない部屋で昼過ぎ、
下手すれば夕方まで寝ているようだ。
さすがにいかんかなぁと思ったが
あたしは休みの日はお昼まで目いっぱい寝たい派なので
うんうん、気持ちはよくわかる。
もしかしたら娘は
小さな体で
16年間の人生を一生懸命生きて
少し休みたくなったのかもしれない。
娘にとって人生の冬眠の時期が来たのかなぁ、と思うことにした。