娘が学校に行かなくなった話③

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娘が学校に行かなくなった話②の続き

 

しばらくほっておこうと決めて1週間か10日。

すごい発見があった。

 

あたしは子どもが学校に行かないからと言って

食欲が落ちたり

げっそりしたり

夜も眠れなくなるほどの

一生懸命な母親ではなかった。

 

相変わらずご飯はおいしいし

夜は3秒で眠れる。

 

この間に

娘の人生は娘のもので

あたしの人生ではないということを強く実感した。

 

それは

中学を卒業する時思ったことでもあるが。

 

中学では

進学先を決めるために

オープンスクールがあったり

親の高校見学バスツアーがあったりして

みな親子で熱心に高校を選ぶものだが

うちの娘は

ひとつも見もせず行きもせず

ギリギリになって「う~~ん、ココかなぁ」と高校を決めていた。

 

あたしはやきもきしたのだが

親の言うことを聞かなくなったなぁ、

しかし自分で自分の道を選ぼうとしている

今こそが親離れなのだ。

 

ということは

あたしにも子離れが求められているのだ、と思った。

 

今まで幼い娘の手を引いて

右に行くんだよ、次は左よ、

あっ!そこは危ないよ!と先導していたのだが

もうそういう親子2人3脚の

甘い蜜月時代は終わったのだ。

 

これからは

娘の進む道を

少し後ろから黙って見守ることが必要なんだと

あたしは自分に命じたのだ。

 

だからあたしは

わりと冷静に

娘がなにか進路の話を言い出すのを待っていた。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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