娘が学校に行かなくなった話②の続き
しばらくほっておこうと決めて1週間か10日。
すごい発見があった。
あたしは子どもが学校に行かないからと言って
食欲が落ちたり
げっそりしたり
夜も眠れなくなるほどの
一生懸命な母親ではなかった。
相変わらずご飯はおいしいし
夜は3秒で眠れる。
この間に
娘の人生は娘のもので
あたしの人生ではないということを強く実感した。
それは
中学を卒業する時思ったことでもあるが。
中学では
進学先を決めるために
オープンスクールがあったり
親の高校見学バスツアーがあったりして
みな親子で熱心に高校を選ぶものだが
うちの娘は
ひとつも見もせず行きもせず
ギリギリになって「う~~ん、ココかなぁ」と高校を決めていた。
あたしはやきもきしたのだが
親の言うことを聞かなくなったなぁ、
しかし自分で自分の道を選ぼうとしている
今こそが親離れなのだ。
ということは
あたしにも子離れが求められているのだ、と思った。
今まで幼い娘の手を引いて
右に行くんだよ、次は左よ、
あっ!そこは危ないよ!と先導していたのだが
もうそういう親子2人3脚の
甘い蜜月時代は終わったのだ。
これからは
娘の進む道を
少し後ろから黙って見守ることが必要なんだと
あたしは自分に命じたのだ。
だからあたしは
わりと冷静に
娘がなにか進路の話を言い出すのを待っていた。
続く