娘が学校に行かなくなった話⑤

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娘が学校に行かなくなった話④の続き

 

学校に行かなくなってちょうど1カ月。

福岡県ではインフルエンザが大ブーム。

あたしも人生初のインフルエンザで仕事を1週間休んだ。

 

あたしは少しではあるが熱を出し

毎日寝て起きて寝て過ごした。

傍らでは娘が寝て起きて寝て過ごしている。

 

娘は「起きたらママがいるって不思議」と言う。

あたしも娘とこんなにのんびりするのは赤ちゃんの時以来かなぁ~とほのぼの・・・

 

なんかしてられない!

あなた!どーするのよこれから!(心の叫び

 

学校からの度々の連絡も

じわじわとボディーブローのように効いてくる。。。

(いや、ほんとに。ありがたいんですよ。。とても)

 

インフル休暇最終日。

明日からは仕事だ。

休んでいる間も何度かちらっと話はしたが

満足に返事をしない娘とゆっくり話し合う時間も取れなくなるかも。

あたしは意を決して娘に向き合った。

今日こそ決着をつけねば!

 

「これからどうするの?」

娘の返事は相変わらず「う~~~ん」とのらりくらりしたものだった。

 

「あなたがしたいように、進みたいように考えたいと思う。

どうしたいの?」

娘「だけん、通信制かなぁと言いよるやん!」

「で、通信制はどこに?」

娘(返事無し)

「ねえ、どうすると?」

娘(返事無し。スマホいじいじ)

「ねえ!」

娘(返事無し)

 

そんな押し問答を何度か続けた後

あたしは娘の布団を引っ剥がし

「あなた自身のことを話しているんやろ~?

返事くらいしなさいよ!」とスマホを取り上げ

マンションの廊下に投げ捨てた。

 

娘は「うざい!」と半泣きしながらスマホを取りに行った。

 

あたしは

「自分の将来のことも話し合えないんやったら出て行きなさい!」と怒鳴った。

 

娘は上着も着ずに出て行った。

かなり冷え込んだ2月半ばの夜半過ぎのことだった。

 

続く

 

 

 

 

 

 

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