子育ての終わりの始まり

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息子は高校進学にあたり

自宅から通えない範囲の高校を希望した。

そこで柔道をしたいと。

 

その時点で入寮が決まった。

行きたいところに行きなさいと言うてたから。

 

あっという間に子育てが終わってしまった

というのが素直な気持ちだった。

 

もちろん

子育てはまだ終わらないし学費も稼がなばならないが

お母さんの役目なんて

朝起こしたり

ご飯食べさせたり

早く風呂入れ、寝ろとか言うのがほとんどだから。

 

もう子育てが終わる。

 

終わりがない長い長いトンネルに入った気分だったけど

いつの間にか抜けて明るい場所にひとり放り出されてしまった。

 

これからの自分の人生を考えなければなあ。

いつか離れていくとは思ってたけどこんなに早いとは。

 

昨日は入寮日。

寮の前で。

 

頂き物のバイブル「柔道部物語」もちゃっかり枕元に。

 

チャンピオンになれ!

この恵まれた環境で柔道するんだなぁとしみじみ。

 

最後の記念に。(大げさ?)

中華を食べに。

 

中2になってすぐ

息子は私立高校へのあこがれを口にするようになった。

貯えもほとんどないようなその日暮らしをしていたけど

学費の準備をしなきゃ、と始めた500円玉貯金。(右)

 

もしかすると県外の高校に行くかもとなんとなく思い始め

買い足した貯金箱。(左)

 

離婚を決めたとき

父親のようにどっしりした安心とゆるぎない信頼を与え

母親のように温かい愛情で包み込める

ひとり親になりたいと強く決意をしたけれど

あたしはどんなお母さんやった?

 

 

あなたがいっぱいご飯をほおばる姿に

癒されてたのは母さんのほうやったよ。

 

しばらくロスは続くだろうけど

ひとりで道を決め進んでいく姿を誇りに思う。

どうか怪我無く、そして楽しく高校生活を送ってほしい。

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