一昨年の終わりだったか、父が工場のシャッター工事をしたいと言い出した。
うちの父は私が生まれた年に、自動車板金塗装工として独立開業した。
小さい工場を建てスタートしたが、その後に建て替えた工場なのだ。築35.6年くらいなのかな。
今はトラクターや農機具を入れてるが、シャッターが錆びつき曲がり開け閉めに難儀してるらしい。
シャッターを交換し「西村自動車板金塗装」の看板も外したいとのことだった。
しみじみ眺めてみる。
天井高は5メーターくらいありそう。足場掛けての工事になるからまあまあかかるよ?わざわざやるの?と聞いた。
うん、それで父さんの終活は終わりたいと笑った。
寂しいこと言うなよー。
父さんの生きた証として看板残してもいいんやない?と言ったけど、取りたいらしい。
その後、なんだかんだ伸び伸びになってしまったので、年末に思い立ちバタバタと足場をかけてもらった。
あっという間に半日でシャッターと看板がなくなってしまってた。
新しいシャッターを取り付けるための下地の鉄骨工事。次のシャッターは電動。文明の利器さんきゅー。
せっかく足場をかけたからと、破風板と呼ばれる屋根から下がった錆びた部分を塗っておく。ぴかぴか。
壁の部分のスレートが取り付けられた。
シャッターがイン!めちゃきれい!新築?!(大げさ
みんなシャッター開け閉めしながら大感激。笑
12月に77歳になりました。
お父さん、長生きせやんよー。