「なおぱん」2周年と「ぐっち温泉」13周年に思う

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先日、「なおぱん」が2周年を迎えた。

めでたい。

さらに今週、 「ぐっち温泉」が13周年を迎えた。

さらにめでたい。

 

この2店舗には特別な思い入れがあり

この厳しい時代に周年の節目を迎えることができることがわがことのように嬉しい。

 

「なおぱん」

はもともとココチで3年ほど間借りしてパンを焼いており

パン屋さんを始めるきっかけも

現店舗を見つけたのも

なおぱんと命名したのも

ロゴマークのコックさんにも関わっているため

妹分のようなお店に感じている。(勝手に笑

 

彼女は毎朝3時に起き

ひとつひとつのぱんを心をこめて焼き

売るための試行錯誤を重ね

飲みに行くのも遊びに行くのも控え

たゆまぬ努力を続けている。

 

忙しすぎてたまに疲れている時もあり

独立に誘ったことを申し訳なく思う時もあるのも事実。

 

しかし、びっくりするほどたくさんのお客様が彼女を応援している。

それは彼女の努力に他ならないと思う。

2年を迎えたことを胸を張って誇りに思ってほしい。

本当におめでとう。

 

 

そして

7月1日で13周年を迎えた「ぐっち温泉」。

店主ぐっちは飲食未経験同様の状態で

お酒を覚えたいとうちのバーに面接を受けに来た。

あたしは面接の間、

彼の突飛な髪形(確か金髪だった)とピアスにばかり目が行き何を話したか覚えていない。

 

だいじょ~ぶかなぁ~~~、というあたしの心配をよそに

彼はめちゃめちゃ働いた。

 

他の先輩スタッフがサボっていても黙々と働いた。

「ごめんね、あなたにばかり一人で仕事させて。」と言うと

「あの先輩の分まで僕が稼ごうと思って仕事してます。」と言った。

 

彼も仕事を覚えお店を任せれらるようになると

うちの店は無休だったためお休みを取ることができなくなった。

アルバイトしかいないので代わりはいない。

「好きな日に店休日を設けていいので休んで。」というと

「僕が休まず仕事をすれば、

アルバイトの子たちが僕に休みをやるために仕事を早く覚えてくれます。」

この発言には衝撃を受けたし、今でもはっきり覚えている。

(休みなく働くのはもちろん美談ではありません)

愛される彼はお客様に飲まされてよくトイレでつぶれていた。

 

どんなに忙しくても、

人が足りなくても、

休みがなくても

こんなにくさらず働く人間がいるんだなぁと感心した。

 

彼が独立すればお店がうまくいくのは当たり前だなぁと思っていたので

「お店を出しますので退職します。」と言われた時は

悲しいけれどとても嬉しかったのを覚えている。

彼は今でもたくさんのお客様に囲まれ素敵なお店をやっている。

13周年おめでとう、ぐっち。

 

二人の頑張りをみると

負けないように頑張らねばと思う。

 

 

「俺だって独立したらやれるのに。」こういう人結構多い。

雇われてだらだら働いていて

独立したらとたんにうまくいく人は少ない。

継続していける人は

雇われていてもアルバイトでも全力でやっている。

 

ぐっちとなおぱんを見ててそう思う。

 

そして続くお店は行動が早い。

毎日何かしら思いついてチャレンジしている。

「あれやってみたら?」「こうしてみたら?」

に対して

「う~~~ん、そういうけど○○なんだよなぁ。」と言う人も多いけど。

確実に行動に移しているんだよなぁ、彼らは。

 

尊敬するし応援するし目標になる。

 

 

13周年の節目に食べた冷やし薬味うどん。

 

ちなみに、一緒に働いたスタッフで独立した人はまだまだいますよ!

彼らは料理人やバーテンダーとして経験を積んで出来上がった状態で来てくれたので

どちらかといえば未熟なあたしを助けてくれた人ばかり。

今後、それらのお店も紹介していきたい。

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